屋守(おくのかみ)の選び方|生酒と火入れの違い(味わい・保存・販売時期)
屋守(おくのかみ)には、同じ純米・純米吟醸でも、加熱処理をしていない「生酒」と、加熱処理をした「火入れ」があります。ラベルの「生」の一文字で、味わいも保存方法も、お店に並ぶ時期も変わります。
この記事では、屋守を扱う神田の販売店 豊島屋Rita-Shopが、生酒と火入れの違いを「味わい」「保存」「販売時期」の3つから整理します。屋守の選び方の全体像は「屋守(おくのかみ)の選び方とおすすめ」をご覧ください。
生酒と火入れの違いとは
違いは、搾ったお酒に「火入れ(加熱処理)」をしたかどうかです。火入れは、殺菌と、酵素の働きを止めて味を安定させるために行います。一度も火入れをしていないものが生酒、火入れをしたものが火入れのお酒です。
- 生酒…火入れをしていない。搾りたてのフレッシュさが残る。要冷蔵
- 火入れ…火入れをしている。味わいが落ち着き、常温(冷暗所)で保管できる
このほかに、出荷時だけ火入れをする「生貯蔵酒」、貯蔵前だけ火入れをする「生詰め酒」もあります。3つの違いは「『生酒』『生貯蔵酒』『生詰め酒』の違い」で詳しくご紹介しています。
味わいはどう違う?
生酒は、搾りたてのフレッシュな香りとジューシーな旨みが持ち味です。銘柄によっては微発泡感もあります。たとえば「純米無調整 中取り生」は、白ブドウや青リンゴのようなみずみずしい香りと、口いっぱいに広がる甘さ、そのあとに続く心地よい酸味が特徴です。
火入れは、落ち着いた香りと上品な味わいが持ち味です。「純米無調整 中取り火入れ」は、和梨やメロンを思わせる穏やかな香りと、しっかりとした甘さとコク。ひと夏寝かせて深みを出した、ひやおろし製法の「純米無調整 火入」もあります。
保存方法はどう違う?
- 生酒…必ず冷蔵庫で保管してください。当店からはクール便でお届けします。開栓時は吹き出しにご注意ください。
- 火入れ…未開栓なら、直射日光の当たらない冷暗所で常温保管できます。
- どちらも…開栓後は冷蔵庫で保管し、1〜2週間を目安にお飲みください。
販売時期はいつ?
当店では目安として、火入れは初夏ごろから、生酒は初冬を過ぎたころからの販売となります。その年の仕込みや在庫によって時期は前後し、限定品はこれとは別の時期に出ることもあります。
飲み方と合わせる料理は?
火入れは、冷やしても常温でも、燗でも楽しめます。中取り火入れは人肌くらいに温めると旨みが伸びます。鰤の照焼き、鯖の味噌煮、煮豚のような料理とよく合います。
生酒は、よく冷やしてお楽しみください。中取り生には貝類のお刺身やたこわさ、レモン塩を添えたホタテの貝柱。発泡感のある直汲み生には、塩レモンの鯛のカルパッチョやピザもおすすめです。
生酒と火入れ、どちらを選ぶ?
決め手は、お好みと時期です。フレッシュさや微発泡感を楽しみたいなら生酒、保管のしやすさや燗も楽しみたいなら火入れが向いています。
どちらにするか迷ってしまう方には、生酒と火入れの両方がある「中取り」をおすすめしています。同じ造りで、生と火入れの違いを確かめられます。
屋守の生酒・火入れの商品
火入れ
屋守 純米無調整 中取り火入れ
和梨やメロンを思わせる穏やかな香りと、しっかりとした甘さとコク。燗にすると旨みが伸びます。
720ml 2,090円(税込)/1800ml 3,938円(税込)
屋守 純米吟醸無調整 火入れ
爽やかで上品な香りと透明感のある口当たり。キレがよくクリアな後口です。
720ml 2,354円(税込)/1800ml 4,510円(税込)
屋守 純米無調整 火入
ひと夏寝かせて秋上がりした、深みのある味わいと微細な発泡感。燗でも楽しめます。
720ml 2,013円(税込)/1800ml 3,905円(税込)
屋守 純米吟醸 雄町 無調整
酒米「雄町」を使った、ボリュームのある味わい。火入れ後に半年ほど貯蔵しています。
720ml 2,574円(税込)/1800ml 4,950円(税込)
生酒
屋守 純米無調整 中取り生
白ブドウや青リンゴのようなみずみずしい香り。口いっぱいに広がる甘さと、心地よい酸味が続きます。
720ml 2,090円(税込)/1800ml 3,938円(税込)
屋守 純米吟醸無調整 生
華やかでフルーティーな香りと軽やかな口当たり。ほのかな甘みがあり、キレのよいクリアな後口です。
720ml 2,354円(税込)/1800ml 4,510円(税込)
屋守 純米中取り 直汲み生
しっかりとしたガス感と、マスカットや洋ナシを思わせる果実感。爽やかな甘みが長く続きます。
720ml 2,200円(税込)/1800ml 4,125円(税込)
屋守 純米 無調整生 直汲み
搾りたてをできるだけ空気に触れさせずに瓶詰めした純米酒。弾けるような発泡感とお米の旨みです(1800mlのみ)。
1800ml 4,059円(税込)
屋守 純米おりがらみ生
パイナップルのようなみずみずしい香りに、微かな発泡感とお米の甘み。瓶の底のおりが雪を思わせる、冬らしい一本です。
720ml 2,145円(税込)/1800ml 4,158円(税込)
屋守 純米無調整 荒責生
搾り始めの「荒走り」と搾り終わりの「責め」を合わせた、珍しい一本。少し甘く爽やかな香りと、すっとキレる飲み心地です。
720ml 1,958円(税込)/1800ml 3,795円(税込)
屋守 純米吟醸 雄町 無調整生
雄町米を使ったボリュームのある味わいに、生酒らしいフレッシュな香りと微かな発泡感。
720ml 2,574円(税込)/1800ml 4,950円(税込)
よくあるご質問
Q. 生酒を常温で置いておいても大丈夫ですか?
A. 生酒は要冷蔵です。お受け取り後は、すぐに冷蔵庫へ入れてください。
Q. 火入れは燗にできますか?
A. できます。中取り火入れは、人肌くらいに温めると旨みが伸びます。
Q. 生酒はいつごろ買えますか?
A. 目安として、初冬を過ぎたころから翌春までです。
Q. 贈りものにはどちらが向いていますか?
A. 保管のしやすさなら常温で置ける火入れ、季節感を贈るなら生酒です。生酒はクール便でのお届けになります。
屋守の選び方シリーズ
- 屋守(おくのかみ)の選び方とおすすめ(全体のまとめ)
- 選び方1:生酒と火入れの違い(この記事)
- 選び方2:純米と純米吟醸の違い
- 選び方3:中取り・直汲み・おりがらみ・荒責の違い
※価格は2026年10月時点の税込価格です。ラインナップや価格は変わることがあります。季節商品のため、時期によっては在庫がない場合があります。品切れの際は、各商品ページの「再入荷お知らせ」にご登録いただくと、入荷したときにメールでお知らせします。
※お酒は20歳になってから。20歳未満の方への酒類の販売はいたしません。











